くふふっ


サンルールとムーンルール
サンルールとの違いはZを持てるということです。
なので、強いZ持ちを探す…?

すぐに候補が多すぎることに気づきます。では、全国ダブルから引っ張ってくればいいのでしょうか?


アイテム優先度
アイテムの発動にはいくつかの種類があります。
1.持っているだけで発動する
こだわりスカーフ

2.攻撃を受けるときに発動する
とつげきチョッキきあいのタスキ、半減きのみなど
+はたきおとすの場合はZクリスタル

3.攻撃をするときに発動する
Zクリスタル、こだわりハチマキ、各種プレートなど

4.攻撃を受けた後に発動する
回復きのみ、じゃくてんほけん、カムラのみなど


他にもあるかも知れませんが、大きく分けると僕はこのような感じになりました。そして、上から順に発動難易度が低くなるように並べてあります。

こだわりスカーフはサンルールの主要アイテムでたった一つの先行発動型のアイテムです。


ダブルバトルのS操作
そもそもダブルバトルのS操作ってどういうことなんでしょう?
例えば、90族のカイオーガこだわりスカーフを持ちます。このポケモンはすぐに高火力を与えることができて危険です。

あるポケモンの対抗手段には上からと下からのによって処理の考え方が変わります。
上から殴る場合を考えると、91族以上でカイオーガのHPを大きく削ることができるというのが条件になります。ですが、伝説のポケモンであるので弱点を突かないと厳しいです。

130 カプ・コケコ
122 ゲッコウガ
120 ジュカイン
116 エルフーン
115 ライコウ
113 ジャローダ
111 ボルトロス
110 ライチュウワタッコ
109 カミツルギエレザード
108 デンチュラ
101 ボルトロス(霊獣)
100 サンダー
96 トゲデマル
95 エレキブル
93 オドリドリ

この条件を満たすポケモンは計17匹です。そして、技を撃ち分けられることが採用理由になるポケモンにはこだわりスカーフを持たせることはできませんし、後投げのいかくに止まるポケモンガオガエンを2ターン場に出させない必要が出てきてしまうので相手を倒すことができません。

このようにまともに採用できるポケモンに絞っていくと、カプ・コケコやカミツルギなどのポケモンになっていくことが分かると思います。まだ開拓されていないスカーフジャローダとかは面白い?


よって、採用できるポケモンを増やすということがS操作の採用理由です。なので、動けるポケモンがたくさんいる環境ならばS操作は必要とされません。シングルバトルでトリックルームやおいかぜが流行らないのは、ターン数と同時に元々行動を確保できるポケモンが多いからと考えることができます。逆に言えば多いからターンを枯らすことが容易ということにもなりそうです。


ダブルバトルのS操作は採用できるポケモンを増やすことですが、それをしないといけない原因は先ほどの例のカイオーガだったり、すばやさが2段階も上がってしまうゼルネアスだったり、あるいは他のポケモンだったりするかもしれません。これらの対抗しないといけないポケモンが集まる環境でS操作というものが基本的に採用されていきます。


すばやさが決まってから発動するアイテム
このようなすばやさの戦いがあるのですが、その先は攻撃と防御の話です。

あるポケモンの行動が始まると順に

攻撃をする

攻撃に対してアイテムの効果が乗る
+
それに対してアイテムが発動できるなら効果を発揮

倒されなかった場合、その結果に応じてアイテムを発動できるなら効果を発揮

と辿っていきます。とつげきチョッキや半減きのみはこちらが耐えた後に発動するアイテムではなく、攻撃そのものに対して発動するアイテムということです。(少し特殊ですがきあいのタスキもここでの発動だと僕は考えています)

攻撃アイテムは行動が決まった瞬間に発動が決定します。行動を取ることが効果を発揮させるということに直結するので、このアイテムを持てるポケモンの条件も行動を取れることになります。

ここでの問題はアイテムを発動せずに、行動を確保する必要があるということです。


行動を確保する為のアイテム
先行発動型のこだわりスカーフ、攻撃そのものに対して発動する(能動発動型)のとつげきチョッキ・きあいのタスキと半減きのみ…

これに加えてダブルバトルの場合は、2体で集中された際に1体目のダメージ次第で行動を増やすことが回復きのみはできます。他のアイテムと違い発動タイミングが少しだけ前にあることがあるので、行動確保に対しても影響があるアイテムということになります。

ですが、この4つ以外のアイテムは発動タイミングの問題により、行動を確保することができません。攻撃に関わるアイテムは行動を確保した先で発動するということから、半分は受動的なアイテムということになります。


Zクリスタルの位置を考える
1.相手の攻撃の先に放つ
これは他ルールでも共通していることです。半分は受動的ですが、もう半分は行動自体を作ってしまえばいいので先に殴るということです。
ここでも問題はこだわりスカーフを持った伝説ポケモンになります。主にカイオーガのことです。
特性とタイプ耐性による行動確保がここに該当します。こちらの理由で採用できるポケモンは割と少ないです。

2.行動を確保できているポケモンに持たせる
伝説は耐久値を確保していることから分かりやすく問題のないZ位置です。
次に一般枠ですが、こちらはかなり制限されてしまいます。


サンルールで採用されているポケモン=Z候補?
行動を確保できないポケモンは採用されません。見た目が違うだけでどれも同じだからです。
行動を確保できなくても採用したくなる特性や技を持っているポケモンがいる場合、今まで話してきた行動確保用のアイテムが持たされます。ポケモンのパーティは意識してなかったとしても基本的にこのように考えられているはずです。

では逆に、行動を確保するアイテムを持たせなくても採用されているポケモンは単体性能が環境向きということになります。
モロバレルはくさとどくタイプを持ち、カイオーガやゼルネアスというポケモンに有利ということです。
浮いているポケモングラードンに行動を取れるので、グラードン入りに対しての選出に組み込む前提ならばカイオーガに何もできなくても採用されているかもしれません。

そのようなポケモンがアイテムの発動優先度から、Zを持たせても放つ状況を確保できるということです。







発動できないアイテムはアイテムを持たせていないと同じということ。

きっとサンルールが先にあったことを、ちゃんと繋げて考えた方がいいはずなんです。サンルールはまだ終わっていない… のかも?!


もちろん、2回の攻撃を必ず被弾できるきあいのタスキには発動できないこと自体に意味があったりします。それでも、少なくともZクリスタルは発動することか、はたきおとすやトリックなどのアイテムに作用する技に対する耐性が持たせる理由になるということでした。



◯◯の… Zクリスタル?
なにそれ?