8thの振り返り

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アーシャのアトリエDXが12/25に発売ということで、最終日は12/24。このゲームだけは僕にとって大事なものなので、人と競うことよりも優先したかったです。

少しだけ真面目な話をします。僕が大学院に行くと決めたのは、研究室という場所で何が行われているのか、自分の目で見てみたかったからです。なのに、大学院に入ってからたった半年で就職活動のために研究室には人が来なくなります。周りからそろそろ始めないとだめだと何回言われたか忘れましたが、それでは1年前の自分を記憶から消してしまっているような気がして、そんなことを繰り返していたらいつか死んでしまうと思って怖くなりました。僕は未来を生きる人ではありたくないみたいです。だから、そのときしたいことを大切にしようと決めました。ゲームを遊ぶ時間は有限ですから、どちらかを選ぶとするならば、アーシャのアトリエを遊びたかったのでしょう。
2019 - てぃみっど


s2

勝つために最適ではないのにも関わらず、人がいなくなっても7thのダブルを潜り、最後まで何かを探していたことをこのときのわたしは心の拠り所にしていました。ゲームがすきなわたしはゲームは誰もが遊べるものであってほしく、そのためにひとりでも勝てると思いたかったのに、パーティだけは人の真似をしてしまっていたのが心残りでした。
すべての情報を失うためにSNSを消して、会話ですらない誰かの呟きすら聞こえない世界に閉じこもってしまい、ここで人との繋がりはすべて失われたと思います。
しかしながら、ゲーム性から立ち回り、そしてパーティまでをひとりで考えた先で、14位を取れたことは8thでいちばんしあわせな時間だったと思います。そして、環境を全く意識しないということも最初に決めていたのですが、ここからs9まで全く同じパーティを使えたのもよかったです。

時間が大きく戻りますが、7thでは総合レートという遊び方をしていました。ポケモン対戦の面白さはとある総合勢を知ったときに理解して、いつか僕もいろんなルールをできるようになりたいと思っていたところから始まっています。きっとそのときの僕は、1位になりたかったのではなく、このゲームの面白さをすべて知っている人になりたかったのでしょう。なので、smの総合レートはすごくしあわせでした。周りがみんなすごく強い方ばかりなのに、僕もそこに紛れて遊べていたからです。しかし、usmの総合レートはとてもそんなゲームではありませんでした。僕より上手い人がずるいことをしていたら勝てるはずがありません。この辺りからゲームをする理由を真面目に考えるようになってしまって、そもそもシングルの1位とは比べものにならないような1位は余計なことをしてまで取る価値があるものなのかと、言っても分からないなら1位の価値を失わせてやると、ポケモンが上手くない僕が取るしかないと、潜り続けていたのがわたしでした。そして、最終的には価値のないものに振り回され続けて人を嫌いになってしまい、ひとりで勝ちたいというのが想いになってしまっていたということでした。


s5

たぶん最高は1970とか。先ほど話していた就職活動が終わって戻ってきたシーズンです。ちなみに面接では志望動機を除いてポケモンのことを話していました。面接でゲームの話をしていいかどうかは、自分を説明するのにゲームが必要ならした方がよく、必要でないならしなくていいと思っています。世間的には嘘をつく必要があるみたいですが、何かを演じるのではなく、自分の経験がどのように貢献できるあるいは貢献できる可能性を持っているか説明するやり方で、特に問題はなかったように思います。
帰ってきたのが残り1週間くらいであったので、s2の順位もレートもなかなか超えるのが厳しいと感じていました。なので、いろんなポケモンを使って遊んでいた記憶があります。めちゃくちゃでしたが楽しかったです。
配信まとめ:Season5 - YouTube


s6

確かこのシーズンでようやくレートを確認できるようになったのですが、s2が2000を超えていることを知って嬉しくなっていました。しかし、s2は人が多いため、もう一度2000に行けたらこの作品に満足できるように感じていました。
そのためパーティはs2にかなり近い形としていましたが、唯一問題だった後発から出てくるダイマをしないドラパルトをどうするか考える必要があり、あくタイプとノーマルタイプをひたすら探していた記憶があります。
残り3日くらいでメンテナンスか何かでhomeが動かなくなってしまい、手計算して2000に乗っていると思って潜るのを終えたら乗っていませんでした。そんなぁ;;


s10 ※シングル

シングルだってできるんです!
ラッキーでダイマックスを切り続けていました。


s11

大学院に入るとき、わたしは世界を変えれないのはわかっていました。そんな人が何のために2年も追加で大学に残るのか。自分のなかで目的こそありましたが、社会的意義がなくて、せめて身近な人くらい喜ばせられることをしようと考えていました。そうして長い月日取り組んでいましたが、この年から人がおそとに出てはいけないエルトナになってしまいます。すごく曖昧に言うならば現代アートのようなことをしていたのですが、見せる相手がいなくなってしまったもどかしさ。1年前はSNSで検索して見てくれた人の感想で元気をもらっていたのに、何のために生きていたのか分からなくて、かなりきつかったことを覚えています。人との繋がりが本当の意味ですべて無くなったときにはまともな人間であるはずもなく、このときの配信はとても見せていいものではなかったはずです。最低で最悪な最終9位でした。そして、ここまですべてのシリーズで1950超えていたので狙っていたのですが、それを逃してしまって、これから自分は何がしたいのかすら分からなくなってしまいました。リアルもゲームも、目的を失ってしまったのです。


s13

僕はかなり極端に交代を好むプレイヤーですが、ウーラオスやレジエレキという時代の流れに乗れませんでした。交代をたくさんするという僕の遊び方がたまたま何年か環境にあっていただけで、そもそもダブルバトルを理解できているプレイヤーではないと、自分がいちばん離れようとしていた環境に依存しているプレイヤーは自分であったと、すごく悲しくなっていました。
そうして、s1もそうだったからと逃げるように、ライザのアトリエに合わせて潜るのをやめてしまったシーズンです。きっと、1年前と違ってアトリエがしたかったのではなく、ポケモンがしたくなかったんだと思います。


s20

受動的な戦い方では作られたゲームに依存しているだけだと思い、いろんなゲームを遊んで、配信をみて、能動的であり無謀的ではないとは何かを探していました。
しかしながら、結局何も分かりませんでした。その一方で、リアルの環境も社会人と大きく変化し、いろんなゲームを遊んでいたことからもネットでもいろんな人と関わるようになり、なんだかんだ僕はポケモンが好きだったんだと気づかされます。そして、次の年からGSルールが始まることくらい分かっていたので、全国ダブルを遊べる最後のチャンスだと思って、原点回帰で僕がいちばん好きなchalkfを目指したパーティを使うと決めました。
最終的に30位に乗せようと調節して、そこまでして抜かれているのが僕らしいなと思いましたが、それを含めていろんなことを思い出せたすごく思い出深いシーズンです。
配信まとめ:Season20 - YouTube


s35

僕がいちばん好きな7thのシーズンはこちらです。

というより、この2人が好きなのかもしれません。この2人にならずっと負けていたいと思える、そんな素敵な2人です。そんな2人がs34に潜っていたことを知ります。SNSに帰ってきてよかったと思えた瞬間でした。

とはいえ、伝説ルールが苦手なのにそれが6匹。さらにマーシャドーなどの珍しいポケモンを殆ど持っていない僕が遊んでいいルールではないなと最初から触れないようにしていました。でも、この2人が遊べていたならば、僕もその2人に負けれる程度には勝てるかも?と感じて始めることになります。まあ、ダブルに潜っていたのは千夜ちゃんのみでしたけれども。
なので、千夜ちゃんに負けれる程度に勝つことを目的としてパーティを探すところから始めていました。いつもはのんびりでも自分ですべてを考えることを楽しみとしていましたが、今回ばかりは事情が違います。そもそもポケモンをするつもりがなかったので、リアルでいろいろとあたふたしていて、潜れるのが2週間しかなかったからです。
ですが、間違いなく運が良かったシーズンでした。8thで初めて構築記事を読むことになり、誰が今でも潜っているかも知らないなかで僕のために作られたような輝いたパーティを見つけたからです。シーズンが進むごとにまもるが減っていくダブルバトルに悲しさを感じていたにも関わらずまもるが5匹も入っており、僕の好きな先制技が豊富で、そして初めて1桁になったオーガイベルが中心にいました。一瞬で心を奪われて、使ってみたら行ける気がしたので、最後くらいは最終日まで潜ろうと決めました。

先日、本当に何年振りかくらいにポケモン勢とお話することになったのですが、絶妙に弱いことして遊ぶことに逃げてるのがことりぽけだからねと言われて、どこかに消えて迷っていた3年くらいの月日が動いて、帰ってこれた気がしてすごく嬉しかったです。原案の方はおそらくザシアンをたくさん出していたはずですが、僕はオーガイベルガエントドンを投げ続けていました。きっと、こういうところが弱いところで、僕らしいところなんだと思います。これは、いい意味としてです。

また、千夜ちゃんのツイートを見て、同じ6匹を使っていたことに嬉しくなりました。もうこれは運命ですね?!


長くなりましたが、今はとても明るい気持ちになれています。お久しぶりの方が多いのか、配信だけは続けていたからそうでもないのかもしれないのか、それとも最近知ってくれた方なのか分かりませんが、みなさん、9thもよろしくお願いします!