ことりちゃんにないしょばなし

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黄昏と不思議(アーシャとリディー)

まだまだ途中ですが、リディーを始めとしてアーシャソフィーエスカフィリスと進んでいくごとにシリーズの違いを感じています。
リディーとアーシャの対比では気づきませんでしたが、同じシリーズを2作品行うともしかしてこういうことを伝えたいのかな?とかいろいろ想像を膨らませられるので楽しいです。


黄昏:答えのない問題、あるいは立場が変わると答えも変わることの難しさ

不思議:自分が答えを持つことの大切さ


妹を救うアーシャは冒険の目的から見ると家族という狭い世界の話をしているのに、妹が消えた経緯はとてつもなく広く、あるいは時代を超えた話です。

ですが、リディーはむしろ反対に近く、街を滅ぼす敵に立ち向かっていくような客観的に見ても意義のある戦いを行うのにも関わらず、話の軸は最後まで家族の夢についてです。

リディーはこの辺りが世界を救わないrpgとパッケージに書いてある通りだと感じて、ストーリーが進むほど話の規模が大きくなるのではなく、むしろ中盤を超えるとどんどん小さくなっていくところに不思議さを感じました。


キャラクターとしても作品が変わって同じにならないようにただ性格を変えてるだけではなく、こういったところを表しているようにも思えます。
アーシャとエスカにはのんびりでふわふわしている感じがあり、ソフィーフィリスリディースールはそれを超えてむしろ幼さが前面にあります。

アーシャやエスカは見ている世界が広く、例えばアーシャが妹の救出後の原因を除去したことに対して「これでよかったな...」という考え方は、リディーたちが原因を除去したところでは生まれていません。

これは世界を広く見たときの考えで、年齢からもアーシャの大人な部分が見えます。

リディーとスールが大人より子供に近いキャラクターなこともあり、彼女たちは黄昏とは違う見え方をしています。特に不思議で強いところは自分たちの目的や意義を考えていることです。

アトリエは作品全体を通じて応援したくなる心の優しい女の子が主人公ではありますが、シリーズで区切ると共通点がいろいろ見つかりそうです。

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また、エンディングとしての区切りも違く、アーシャは妹を救出した後も話が続いていくのでここが終わりではありません。リディーはエンディングが家族、あるいは話の進め方によっては自分たちの描いた夢への旅立ちで終わります。

アーシャは妹がいなくなるという状況が世界に飛び立つきっかけとなってしまい、リディーは世界(ゲーム内の表現では国になる部分)の変化のおかげで家族と向き合うことになり、途中に書いていた規模の流れが逆になっているというところに繋がります。


不思議のテーマワードの一つでもあると感じた「みんなのため」は、全員がどう思うのかではなく、一人ひとりを大切にするという狭い範囲での幸せをどこまでも広くて届けていこうという意味のはずです。

広い世界の中で小さな家族と向き合うリディーとスールの2人は、こういったことを姿で表してくれているように感じました。

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シリーズの違いを感じやすいのがA14とA19なので、アーシャとリディーの2作品の組み合わせがとても好きです。

ゲーム単体としてはどれもとても面白く、特にエスカのゲーム性は難易度調整ができないことを除いて完璧に近いと思います。今遊んでいるフィリスも時間とHP,MP,LPの管理のバランスがとても楽しいです。

それでもクリアしているリディーばかり遊んでしまうのは、年齢を重ねていくに連れて忘れてしまいそうな、小さな幸せの話だからなのかもしれません。


時代の背景をアトリエは見えないテーマとして持っているような気がしていて、一番新しいシリーズの不思議は自分は何を感じているのかを考え直させてくれているように感じました。

他人にどう見られるか、他人にどう見せるかの時代になりつつあるのがかなり寂しく感じるのですが、このゲームに触れていると温かくて心地いいです。

でも、他人から見られた過ごし方をする反対が自分勝手に過ごすことではないと思うので、そうなった世界には行きたくないと思いました。